ダフクリア錠の議事録

アステラス製薬は、CDIの治療薬としてフィダキソマイシン錠についての情報提供を行った。

現在、既存の治療薬としてはメトロニダゾール錠やバンコマイシン散が主に使用されている。

フィダキソマイシン錠は、これらの薬剤よりも芽胞形成を抑制することで、CDI再発がバンコ

マイシン散よりも低いことが示されている。

みつぎ:CDIに対するフィダキソマイシンの感受性を測定するディスクはあるか?

アステラス:抗菌活性を測定するディスクは市販されていない。製品概要書のMIC値の測定は、大学病院に依頼した。

世羅:フィダキソマイシンの位置付けは?

アステラス:海外のガイドラインでは、重症度、再発等を問わず第1選択として使用されている。ただ、薬価が1日あたり7887.6円と他剤より高額であるため、再発を繰り返す症例等での使用を提案する。

薬剤の配合変化:含量の低下

ネオドパストン配合錠L100mgの粉砕物と酸化マグネシウム細粒との混合

⇒酸化マグネシウムは、分けて調剤する。

 

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・時間の経過(詳細は不明)により、左から右図へと茶褐色へと色調変化が見られている。

・茶褐色に変化するのは、メラニン形成によりネオドパストンの薬効が低下が考えられる。

・簡易懸濁時に色調変化・含量低下のデータあるため、混合時でも十分薬効の低下が考えられる。

・酸化マグネシウムは別包にして、調剤・粉砕・簡易懸濁する必要あり。

漢方薬

漢方薬と西洋薬との併用が進む。

年齢を重ね無理がたたると体に負担がかかる。


六味丸、当帰芍薬散、補中益気湯は最低限必要になる。ドラッグストアでも購入可能だか、パンダ🐼マークの薬局での購入がやっぱり良いな(^-^)

偽膜性腸炎の治療薬

フラジール錠とバンコマイシン散が使用されている。

注入ができない場合は、アネメトロ注が検討される。

 

最近、MSDよりCDI再発予防にジーンプラハが発売される。

急性期病院では、需要は少ないかもしれないが、今後の位置付けが期待される。